リーダー論
ロシアのウクライナ侵攻は、バイデンアメリカ大統領の不用意な一言から始まりました。
バイデン大統領は、ウクライナ危機が高まる中、こんなことを言ったのです。
もし、ロシアがウクライナに攻め込んでも、アメリカは、ウクライナに軍は派遣しない。
その代わり強力なな経済制裁を課す。
ロシアの経済は、破綻するだろう。
これを聞いたプーチン大統領は、バイデン大統領の本性を見抜きました。
最初から、自分の手の内のカードを見せて、交渉に臨むのは、外交の素人です。
プーチン大統領は、バイデン大統領を手玉に取ります。
もし、ロシア軍がウクライナに侵攻しても、バイデン大統領は何も出来ない。
と見切りました。
経済制裁は、直ぐに効果は出ません。
じわじわ効果が出ても、国が滅ぶことは、ありません。
バイデン大統領に対し、プーチン大統領は、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立を承認しました。
さらに、その映像を全世界に発信したのです。
ロシアの閣僚一人一人が、ウクライナ侵攻に賛同する場面を、全世界に映像で見せたのです。
これは、一枚岩のロシアを演出して見せる事の出来る、プーチン大統領の巨大な力を、をまざまざと見せつけました。
閣僚の署名は本心なのか、恐怖なのか分かりません。
しかし、結果的にロシアは、プーチン大統領を指示しました。
さらに、プーチン大統領は、バイデン大統領の振る舞いを、じっくり観察していました。
昨年8月の、アフガニスタンからの、アメリカ軍の撤退の一部始終です。
バイデン大統領は、20年かけて実行支配してきたアフガニスタンを、一瞬で見捨てます。
アメリカにとって、アフガニスタンは、たくさんのアメリカ人の若者の血を流して、支配してきた土地てす。
アメリカ人の無力感は、図り知れません。
バイデン政権の支持率は急降下しました。
アメリカが出ていった後のアフガニスタンは、タリバンによる、恐怖が支配する国になりました。
自分達の国の若者が血を流したアフガニスタンさえ、簡単には見捨てるバイデン大統領です。
縁もゆかりもないウクライナに、兵を出す事は、まずありません。
ロシアがウクライナに侵攻しても、バイデン大統領は何も出来ない。
プーチン大統領の予測は確信に変わったのです。
こうしで、ウクライナ侵攻は始まりました。
さらに、プーチン大統領には、強い味方がいました。
中国の習近平国家首席です。
もともと、ロシアと中国は、仲の良い国ではありませんでした。
ロシアも中国も、近隣諸国に侵略を繰り返します。
そのため、世界からつま弾きにされ、嫌われもの同士で手を結びました。
プーチン大統領は、こう考えます。
ウクライナ侵攻で、欧米諸国と最悪の関係になったとしても、中国が味方になってくれる。
逆に欧米諸国は、ウクライナに軍を派遣すると、ロシアと中国が、強く結びついてしまう。
と、考えました。
これは、恐ろしい結果を招きます。
成り行きでは、第三次世界対戦につながる恐れがあるのです。
核兵器を持つ、二つの超大国が手を結ぶ可能性をは、恐怖以外のなにものでもありません。
プーチン大統領は、その事を、良く分かって行動しています。
プーチン大統領は、中国のガード見せません。
欧米各国が、見えないカードに怯え、右往左往する姿を楽しんでいるのかも知れません。
プーチン大統領とバイデン大統領。
今のところ、プーチン大統領の凄みはかりが際立っています。