ウクライナ通信⑤
緊張が高まっています。
ロシア軍のウクライナ侵攻が始まって、二週間。
この侵攻の最終局面が近づいています。
数日中に、キエフを包囲したロシア軍の軍事侵攻が始まります。
今日の時点で考えられるケースをシミュレーションしてみました。
①ロシア軍がウクライナに侵攻する前に、ロシア国内で反プーチンの動きがあり、侵攻は頓挫する。
②ロシア軍の無差別爆撃により、キエフの街は破壊され、ゼレンスキー大統領は暗殺される。
ロシアによる傀儡政権が樹立し、親ロシアの国ウクライナが誕生する。
ウクライナ人により、反政府レジスタンスが組織され、ゲリラ戦が続く。
③アメリカや、ヨーロッパから最新鋭の戦闘機がウクライナに持ち込まれる。
これにより、ウクライナ軍の頑強な抵抗か始まり、ロシア軍の侵攻が阻まれる。
ロシアに親米政権が誕生する。
⑤プーチンが、アメリカの戦闘機持ち込みを軍事行為と見なし、戦術核を使用する。
第三次世界大戦が始まる。
次は、私の意見です。
ウクライナ兵と、ロシア兵の士気の違いは、明らかです。
ウクライナ兵は、祖国防衛に命がけです。
ただ近代兵器を前に、精神論が通用するのかどうか?
正義と不正義が戦った時、正義が勝つという法則はありません。
勝った方が正義と言うのが、歴史の法則です。
シリアのアレッポや、チェチェンのグロズヌイは、ロシア軍の無差別爆撃で、古代遺跡のようです。
77年前の、焼け野原になった東京が重なります。
東京に無差別に爆弾を落としたルメイは将軍は、アメリカの英雄でした。
60%台だった支持率が、90%近くに跳ね上がります。
シリア
クリミア
プーチンは、同じやり方で、4回支持率を急上昇させています。
強いロシア
これが、ロシア人の唯一の望みです。
ロシアには、世界を二分して、アメリカと覇権を争った時がありました。
今のロシア国民の、唯一の心の拠り所なのかも知れません。
プーチンの5回目の冒険は、視界不良のようです。
さすがに、今回だけはロシア国民も、目を覚ますのか?
恐怖の氷が溶けるには、まだ時間がかかるのか?
ここ数日が、正念場ではないでしょうか。