一郎と太郎
河野一郎。
河野太郎。
おじいちゃんと孫の間柄た。おじいちゃんの河野一郎は、岸信介内閣の重要閣僚で、次期総理の一番手だったが、岸との仲違いにより総理の座は幻となった。かれは数年後、失意のうちにこの世を去ったのである。
孫の河野太郎は言わずと知れた、現在の総裁候補一番手である。ここで思わぬ因縁が生まれる。河野太郎が石破茂と手を組んだ事で、影の大ボス安倍晋三と対立する構図になってしまったのだ。この安倍晋三こそ、あのにっき岸信介の孫なのである。
河野家VS安倍(岸)家
河野太郎にとっては、半世紀に及ぶ怨念を越えての、リベンジ戦である。もし、決選投票での安倍陣営の支援を期待して政策を微調整をするようなら、国民の期待する総理大臣像とは、かけ離れたものになるだろう。その座は戦いとってこそ、改革を重ねながら長期政権を築けるのだ。
58歳は最も脂の乗った時である。悔いのない戦いとは、数合わに走らず、一郎から洋平、太郎と受け継がれた三代の国づくりへの思いを熱くぶつけることではないたろうか?