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オンライン家庭教師です。

日本の神様

ニホンの初代の天皇神武天皇ですね。宮崎の日向にいた神武天皇は、東征を始め、安芸の国、河内の国、紀伊の国を経て、奈良の橿原に都を定め、初代の天皇として即位しました。

第12代、景行天皇の息子がヤマトタケル。彼はかなりの乱暴者で、ちょっとしたいさかいから、兄を殺害してしまいます。怒った父景行天皇は、九州の熊蔵征伐を命じます。九州に入ったヤマトタケルは女装して敵を騙し、熊蔵征伐を果たします。

東国に赴いたヤマトタケルは、相模の国で敵の火攻めにあいます。危うく命をおとしそうになりますが、草薙の剣で草を刈り払い、敵を追い払います。

次は、神の国にタイムスリップしましょう。

神武天皇の祖先に当たるのが、ニニギノミコトです。彼はあのアマテラスオオミカミの孫にあたります。国造りのために日向の高千穂に舞い降ります。所謂、天孫降臨です。

天にいるニニギノミコトは神ですが、地上に舞い降りたニニギノミコトは人性を帯び始めます。その子孫、神武天皇は、神なのか?人間なのか?興味は尽きません。

ニニギノミコトのお婆ちゃんがアマテラスオオミカミ。結構自己中心的な人のようです。弟のスサノウノミコトの乱暴に嫌気がさして、天岩戸に隠れてしまいます。太陽神である自分がいなくなると、みんなが困ることを良く知っていたのです。困ったみんなは、歌えや踊れの大騒ぎて、誘いだそうとします。アマテラスオオミカミは、薄く開けた扉の外の鏡に写る、自分の姿に引き込まれて出てきます。闇夜は一瞬で光溢れる世界に戻ります。この時の鏡と踊り子が身につけていた勾玉、更に、ヤマトタケルの草薙の剣が天皇家の宝物、三種の神器となったのです。

アマテラスオオミカミの弟が、あのスサノウノミコト。言わずと知れた暴れん坊です。高天原を追放になった彼は、出雲でヤマタノオロチと戦います。作戦を考え、大量に酒を飲ませて、やっつけてしまいます。この時、ヤマタノオロチの尾から出てきたのが、草薙の剣なのです。剣は後にアマテラスオオミカミに献上れ、ヤマトタケルへと渡ります。

いよいよ、イザナキ、イザナミの登場です。二人は、アマテラスオオミカミとスサノウノミコトの両親に当たります。この夫婦は喧嘩ばかりしています。火の神を産み落とす時に、大火傷で死んでしまったイザナミを追って、イザナキは黄泉に迷い込みます。私の姿を絶対見てはいけないと言われたイザナキは、案の定、覗き込んで見てしまいます。全身、うじまみれのイザナミは怒り狂って追いかけるのです。

イザナキ、イザナミ

アマテラスオオミカミ

スサノウノミコト

ニニギノミコト

神武天皇

ヤマトタケル

古事記に登場する、物語の主役たちです。でも、神を思わせる完璧な人物(神様)は一人もいません。

乱暴者だったり、

自己中心的だったり、

暴れん坊だったり、

はては、

喧嘩ばかりしていて、約束も守れません。全身うじだらけにされたりします。

私たちが思う神とは少し、違和感がありませんか?何故って思いませんか?そう、神様より人間に近く感じます。日本人の神様、天皇は何処か人間臭いのです。そんな神様に安心するのは、私だけでしょうか?