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孔子の教え

紀元前5世紀、春秋時代の中国で活躍した孔子。シャカ、キリスト、ソクラテスとともに世界の四大聖人と言われている。

その教えの中心に仁がある。仁とは、人を愛することであり、自分が他人からしてほしくない事は、他人にしないことだと言う。どの様に世の中が進んでも、他人に対するこの気持ちをいつも持ち続ければ、人と人の間はうまくいくと言うのである。

この仁の心がけを支えるのが徳と礼なのだ。徳はその人に備わった立派な品性の事。他人から尊敬され、慕われ、頼りにされる内面的な魅力とも言える。孔子は口先だけの人間を嫌った。嘘を言わす、言ったことは必ず実行する人ことで、自ずと徳が備わると考えたのだ。

礼は礼儀正しい事である。礼儀正しさは相手を敬う心からの生まれる。生意気な口の聞き方や、乱暴な行いは相手を敬う心が足りないのだ。

こうして、孔子の三つの教え、仁、徳、礼を見てみると、気づく事がある。全て、自分より先に相手を考えている。自分を殺し、相手を立てる事が人間関係の極意だと言っているようにも、感じるのだ。

この事を私流に解釈すると、感謝の一言に集約される。今、こうして自分が生かされているのは、周りの人々のお陰だと感じる。感謝の気持ちを忘れず、これからの余生を送るには、孔子から教わった三つの教えを実践していきたいものである。